伽羅の香り
春は、あけぼの やうやう白くなりゆく山ぎは
少し明りて紫だちたる 雲の細くたなびきたる
「枕草子」清少納言(角川文庫27段)
弥生もあっという間に終わってしまいましたね。
今は朔日。調べてみたら、朔日のほかにも4月を表す言葉、たくさんありました。
綿貫(わたぬき)・清和(せいわ)・卯月(うづき)・孟夏(もうか)・初夏(しょか)・首夏(しゅか)・陰月(いんげつ)・花残月(はなのこりづき)・麦秋(ばくしゅう)・梅月(ばいげつ)・夏端月(なつはづき)・夏半(かはん)・木の葉採月(このはとりづき)・鳥待月(とりまちづき)・余月(よげつ)など・・・
今ではなじみのない言葉ばかりだけれど、日本の言葉って、季節や自然や色が関係しているものが多くて、とてもきれい。
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日本の三道をご存知?
三道(さんどうと読みます)は、日本の3つの伝統芸能のことで、「茶道」と「華道」、それから「香道」を指します(文献には「香道」の代わりに「書道」と記されていることもありますが)。
今では西洋から入って来たアロマテラピーなどで、香りは身近になりましたが、日本には古来から、香りを楽しむ香道と呼ばれるものも存在していました。説明をはじめるとどんどん長くなってしまうのでやめますが、数日前、久しぶりに、「おひとりさま聞香」をしました(^^)
聞香とは、香木と呼ばれる香りの強い木片を炷き、そこから煙る香りを楽しむことです。また、香道では、香りを嗅ぐことを「香りを聞く」と表現するのです。すてきでしょう〜。
手元に専用の道具がすべて揃っていないので、なかなか難しい・・・。うまく線をひけなかったよ〜。
春を待ちこがれながら、伽羅を炷いてみました。
六国五味:ヴェトナム/苦 陰陽:陽(私は御家流ではないので、五味の表示が異なる場合があります。)
伽羅は香木の種類のひとつでヴェトナムから輸入されています(日本では香木は一切採れないのです)。
沈香香木の中でも最良だといわれていて、優美な香り。
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忘れる前に、季節の香りの記録として・・・

そして2月は「梅」でした。少し濃い、スモーキーな香り。
今月はまだ炷いていないのですが、どんな香りなのかな。
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春は曙がいい、かあ。
山際の空に、紫がかった雲が細くたなびく姿・・・どんな情景なのか、想像しました。
そんな情景をはやく拝みたいと思っていた清少納言は、春を待っている間、どんな香りを楽しんだのかな。そんなことを考えながら聞く香もいいものです。
そのほかの枕草子引用「明昔と台湾タピオカ」















